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絵本による教育
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絵本とわたし

 私の育った町には小さな絵本屋さんがあります。かわいいガラス戸を押して入ると、そこには所せましと絵本が並べられています。JR摂津本山駅から線路沿いに少し歩いたところにあるそのお店で、何かの折に絵本を買ってもらうのが私の小さい時の最大の幸せでした。棚一面に並べられた絵本から一冊を選び出す時には、子どもながらドキドキワクワクしたのを覚えています。
 先日、大人になってから久しぶりにそのお店を訪ねました。子どもの頃に読んだ絵本が今でも普通に売っていることをうれしく思いながら一回りした後、私は新しく生まれてきた自分の子どものために詩集と絵本を買ったのでした。
 自分の中にある楽しい思い出は子どもにそのまま伝えることはできません。しかし、絵本を読んだ時の楽しさは、同じ本を読んであげることによって少しは伝えることができます。絵本の世界は私の中に息づいていて、それが落語家としての自分にも少なからず影響を与えています。そんな私にとって、絵本についてお話できるのは本当に幸せなことです。

桂 福丸プロフィール

1978年神戸市生まれ。
灘中学灘高校卒業後、京都大学法学部に進学。2001年卒業。
卒業後は英語落語を学び、アメリカでも公演を行う。
2007年2月、4代目桂福団治に入門。
「福丸」の名付け親は作家の藤本義一氏である。
3月9日に高石アプラホールにて初舞台を踏む。
古典落語を中心に演じている。天満天神繁昌亭などに出演中。

自然に言葉が身に付く

 3歳頃から徐々に語彙の数も増え、日本語を学んでいく子ども達にとっては最高だと思います。一番重要なのは、絵本は教科書ではないということです。勉強・学習という枠組みではなく、遊びの枠組みの中で自然に国語力が身に付くならばそれに越したことはありません。
大人たちの問いかけや絵本の読み聞かせ方も大事になってきます。一語一語の内容をより深くしっかりとおさえていくことが大切です。大人は絵本を読むとすぐに読み終わってしまいますが、子どもは気になる観点が様々であり、大人が何も思わないような点で興味を示したりします。

癒しとアート

 絵本の中には心温まる世界があります。その世界に大人の私たちが触れることで、普段の忙しい生活の中でほっと一息つくこともできると思います。また絵本の絵には、それ自体アートとして素晴らしいものがたくさんあります。おうちの空いたスペースに絵本を飾ってみるのも面白いと思います。
どんな入り口でもかまいませんので、絵本の魅力にはまっていただければと思います。

想像力が豊かになる

 絵本には基本的に残酷な話がほとんどありません。また、個性あふれる登場人物や登場動物に触れることで心温まり、想像力をかきたてられます。また、日本語の豊かさを楽しく味わうことができます。

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